7.断食を科学する |
| 多くの断食指導者は自らの体験と指導しながらの体験に基づいて、断食をより安全で効果のあるものに研究されておられることと思います。断食自体宗教性の高い療法であり、かなり遠い昔から行なわれています。しかし、本当のところは分かっていないかもしれません。断食の結果、多くの病がよくなっているところを見ると、恐らく断食は人間にもともと兼ね備えられた自己治療行為なのかもしれません。また、私たちは毎日食を取るわけですが、食をとらないだけで病気が治ることから、多くの病が食から来ていることも分かります。 断食はこの多くの経験に基づいて行なわれています。断食にあった体質、合わない体質と色々ありますが、要はあまり重い病気であれば、好転反応に耐えることができないので、その場合は半断食を入れるのがいいと思います。 断食の科学的根拠としては、これは医学的学説なのですが、人間の体は消化に廻っているときは排毒を行なわないことになっており、逆に消化しないときに排毒が行なわれるとなっています。そのことから、断食がもっとも排毒効果が高いものであり、その分好転反応も強いと考えられます。好転反応とは体がよくなるときに出る反応で、軽い場合には頭痛や腹痛、眠気と言ったものですが、きつい場合は下痢、嘔吐などかなり苦しくなる場合があります。 断食をさらに科学的に理論だてるにはそれぞれの症状にどのような反応が出るかを知る必要があります。例えば、頭痛であれば、肉の毒が出ているといわれ、眉間の痛みであれば砂糖などの毒が出ているといいます。それぞれの痛みの場所は食べたものによって分かる場合が強く、また弱っている内臓器官に痛みが出ると考えられます。これらもすべて好転反応と考えられますので、我慢できる範囲であればそのままにするだけでいずれその痛みはなくなります。また半断食の効果を医学的に考えると、まず少量の穀物菜食で増血作用を行ないます。私は人間の血液は小腸で造られると考えています。これは腸増血といわれているもので、千島学説として、世に知られています。そうなると食べたものが直接血液に影響しますので、よい食べ物は良い血を作ることになります。また少食なので、消化にそれほどエネルギーを費やす必要がないので、体からの排毒も行なわれ、結果として、長年わずらっていた病気もよくなると考えられます。 |